「あみださま」というほとけさまは、「ごくらく」というすばらしい場所をもっていて、死んでたましいになった人びとをだれでも受け入れるじゅんびをしている、といわれています。この「ごくらく」は、さまざまな人が集まってなかよくくらせるすばらしい世界だといわれています。ここには「差別」、つまり「なかまはずれ」のいじめがありません。「差別」とは、男の人と女の人とどっちか決められない人のちがい、みんぞくや国せきや生まれた場所のちがい、病気やケガ、からだのとくちょうのちがい、考え方や宗教のちがい、おしごとや身分のちがい、仲が良かった人と悪かった人のちがい…などで、だれかをなかまはずれにして、いじめることです。 でもみんなでなかまはずれをやめて、「自分やみんなとちがう人」と楽しくすごすことができたなら、きっと「ごくらく」は、どこかの遠い場所なんかではなくなるのです。。
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(今回は曹洞宗の僧侶・渡部鋭幸さんが児童の為に書いた文章を、許可をいただき掲載しました) |