浄土真宗の葬儀の心得

清め塩は使いません

 浄土真宗のご本尊、阿弥陀如来は「すべての生きとし生けるものを必ず仏にする」という願い『本願』を成就された仏さまです。阿弥陀如来のはたらきによって浄土往生され、尊い仏(悟りを開かれた方)と成られた肉親縁者を「穢れたもの、不浄な存在」として扱うことは、故人に対して失礼にあたりますから、浄土真宗では清め塩は使いません。

 

会葬者への立礼は葬儀後に

葬儀の場は、喪主をはじめとして親族、縁者がともに故人の死を悼み、その死を縁として「阿弥陀如来の救いに出遇わせていただく重要な場」です。
 そのような厳粛な儀式の最中には、みだりに席を動かないようにし、会葬者への立礼及び挨拶は、式後の謝辞にてさせていただきます。

 

お焼香の作法(お西の作法)

@    香炉の二、三歩手前で一礼します。

A    香炉の前に進み、香を一回だけつまみ香炉に入れます。《いただかないのが浄土真宗流》

B    合掌・礼拝したのち、二、三歩さがって一礼します。


参考:リーフレット『浄土真宗本願寺派 葬儀の心得』

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