仏式の行事

 先日、久しぶりに起工式法要をおつとめするご縁をいただき、神道では地鎮祭と呼ばれている行事を仏式で行いました(このような葬儀以外の仏式で行う行事としては、最近ではあまり見られなくなりましたが、仏前結婚式や仏前成人式などがあります)。
 起工式法要の表百(法要の趣旨を読み上げる文)では、仏説無量寿経に出てくる次の言葉を読ませていただきます

「仏の教化のおよぶところ、国も郡も町も村も、その教えのめぐみを被らぬところはない。そのため、世の中はなごやかに治まり、日月は清らかに照り、風雨はほどよく時を得、もろもろの災いさらにおこらず、国は富み、民は安らかに、武器をとって争うこともなくなる。また、人々は徳をあがめ、いつくしみをおこし、つとめて礼儀を重んじ、たがいに譲りあうのである。」 

慈愛あふれる新家屋が無事完成することを念じつつ、心をこめておつとめさせていただきました。合掌


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