「日本国憲法の輪読会」(2004.10月17日)


 10月の覚成寺フレンズは、生活協同組合コープぎふ「平和クラブ」のみなさんにリードしていただきながら、絵本『やさしいことばで日本国憲法』と、日本国憲法ができて間もない頃に中学校の授業で使われていた教科書『あたらしい憲法のはなし』の輪読会を行いました。

 参加者の中には、『あたらしい憲法のはなし』という教科書を、実際に中学1年生のときに授業で使ったことがある方もいらっしゃって、「戦争で父親を亡くした自分にとって、新しい憲法の中の『戦争放棄』という条文が、とても素敵に感じられたのを今でも覚えています。『もう逃げる必要はないんだ。二度と戦争はないんだ!』と、すごくうれしかった。」と、当時の気持ちを聞かせてくださいました。

 以下は、覚成寺フレンズの高校生メンバーの感想です。
 「初めて輪読会に参加して憲法はどうしてできたのかというコトを知りました。憲法9条を作った時、きっとすべての人が二度と戦争は起こさないと心に決めて作ったはずなのに今ではその気持ちを忘れているなと思いました。憲法9条ができた時みんなスゴく喜んだのに今ではあって当たり前になっています。確かに今の日本とあっていない部分もあるかもしれないけど、作った人たちの気持ちをこのまま大切に残していきたいと思いました。」
高田美幸(高2)


『あたらしい憲法のはなし』復刻版
発行:日本平和委員会 Tel 03-3451-6377
 定価200円

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