「イラク戦争で失われたすべての命を追悼し、
平和のためにできることを考える法要」(2004.5月23日)
2003年3月20日、私たち日本は、「国益のため」という理由から、米英軍によるイラク攻撃を全面的に支持しました。今、イラクで人質になった方たちの行動について賛否両論が語られていますが、純粋にイラクの困っている人たちを助けたいという思いで人道支援をしていた人たちがいたからこそ、「善意の国」日本のイメージが保たれていたのではないでしょうか? この法要は、イラク戦争によって犠牲になったすべての命への懺悔の気持ちを表し、戦争のない平和な世の中のためにできることを考えるという趣旨で企画しました。 |
【表百文(法要の趣旨)】 2003年3月20日にはじまった米英軍によるイラク攻撃から一年。そしてこの5月で、イラク戦争終結宣言からも丸一年が経ちました。 この間、報道されているだけでも1万人を超えるイラクの民間人の命が失われ、アメリカをはじめとするイラクに駐留する軍隊の兵士にも多くの犠牲が出ました。そして、イラクの混乱は今も続いています。 戦争という行為は、国家が公然と殺し合いを認める行為です。 そして私たちの政府は、その殺し合いを国益のためと言って「全面的に支持」しました。 仏教には「人を殺してはいけない。殺させてもいけない」という教えがあります。その教えに基づいて、今日の法要は、私たちの身勝手な利益のために失われてしまったたくさんの命に対する懺悔の気持ちを表し、暴力と憎しみ、悲しみの連鎖をこれ以上繰り返さないために私たちにできることを考え、実践していく気持ちを新たにするために行います。 同じ地球に住むもの同士、共に、平和に、生きていける社会を目指して。 2004年5月23日 覚成寺副住職 大平一誠 ※この表百文(ひょうびゃくぶん)を読んだ後、お経をおつとめしました。 |
現役の演劇部員(高校生)のみなさんによるお芝居☆
ストーリー:『茶色特別措置法』なる法律が制定されたとある国では、
茶色以外の犬を飼っている者は、政府によって矯正の対象とされていた…
高校生の劇はとても上手で面白かった。中学生に内容が伝わったかなとは思いましたが?今の日本も、自由なようでも会社という社会では、“同じ色”“同じ方向”を求められます。若い人たちが、正しいものを正しい、誤りを誤りと見る新鮮な気持ちを持ち続けて欲しい。今日はとても楽しかった。歌もとてもよかった。〔62才 男性〕 |
【しゃべりば】
参加者全員でふたつのグループに別れて、劇の感想など思い思いに語り合いました。
“しゃべりば”…少し緊張しましたが、色々な人と話が出来てうれしかったです。“ピースライブ”もとても良かったです。歌はやはりいいですね。とても良い時間を過ごすことが出来ました。ありがとうございました。〔36才 女性〕 誰か著名な人の話をただ聴くのではなく、みんなの声がクロスしたらいいな、と思って参加しました。演劇をはじめ、若い人のパワーが素晴らしかったです。 〔35才 男性〕 |
歌のお兄さん、盛井智彰さん(お坊さん)によるピースライブで盛り上がりました☆
歌った曲…『たんぽぽ』『折り鶴』『ヒロシマの有る国で』
『誰かの願いが叶うころ』『世界に一つだけの花』
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今日は劇でとてもすごく迫力があったし、しゃべりばではみんなで楽しく話せれたのでよかったです。ライブでは、とってもきれいだったしうまかったです。 〔13才 女性〕 若い人がよく続いて企画なさってありがとうございました。歌声の盛井さんもすばらしい声をありがとうございました。〔53才 女性〕
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スペシャルサンクス to 岡田 悟 様 神村 聡 様 末松信昭 様
今日は劇でとてもすごく迫力があったし、しゃべりばではみんなで楽しく話せれたのでよかったです。ライブでは、とってもきれいだったしうまかったです。〔13才 女性〕 久しぶりにこのような会に参加して、日々の生活に追われて余裕がなかったんやなぁ…と確信しました。もう少し余裕持ちたいな。今日はありがとうございまいした。〔26才 女性〕 岐阜で、しかもお寺でのイラクの追悼、と友達から誘われて、めちゃ興味を持って参加しました。劇は、私が高校生ならわからなかったかナ。劇、でもよかった。フリートークでは、中高生が沢山いたのになかなか(恥ずかしいのかナ?)感じてるコト、意見が聞けなくて残念。〔29才 女性〕 (心に残ったことは)平和の為に自分ができること、という事に答えを出していること。イラクの人達とは直接関係ないけど、その人達のことを思い、手を合わせるのは大切ですね。〔32才 男性〕 |
今回、新しい出会いもたくさんあって、とても楽しく有意義な時間を過ごせました。
参加してくれたみなさん、どうもありがとうございました。
覚成寺フレンズ代表 大平一誠