「ボクがアフガニスタンの人達を助けたいと思った理由」(2003.12.21)

 12月21日(日)、写真家・久保田弘信さんのアフガニスタンでの体験談を聞く会を開きました。
久保田さんはたった一人でアフガニスタンの難民の方々の支援をこれまで続けてこられてきました。
 彼の支援活動は現地密着型。ただ単に表面上の援助をするのではなく、相手の懐に飛び込んで
お互いに心を通わせ合うことをとても大切にされているところが大きな魅力です。

 また、4月に開催したイラク報告会と同様に、日本の報道のあり方、そして私たち自身のあり方を
問われるようなお話でした(「日本に報道の自由はない」という言葉が印象的でした)。

 今、日本は急速に「戦争ができる国」に変貌を遂げようとしています。

 不安がつのる一方の今日この頃ですが、今回は小学生の子が何人か参加してくれていて、
久保田さんとやりとりをしながら熱心に聞いてくれていたのがうれしかったです。
「簡単にあきらめたらアカンな」という思いを新たにできた、年末の企画でした。

 以下に、イベントの様子と、参加者のみなさんの感想を掲載いたします。

          覚成寺フレンズ代表 大平一誠


今回は、小学生の子たちもけっこう参加してくれました。
久保田さんのわかりやすいお話に興味津々の様子で90分間聞いてくれていました(拍手)
また、前回の久保田さんのイラク報告会ではスマップの『世界に一つだけの花』をみんなで
歌いましたが、今回はV6の『ハードラックヒーロー』という曲をフレンズが中心になって歌いました。
この歌は、TBS『学校へ行こう!』のエンディングテーマなんですけど、よくよく詩の内容を見てみると
今の日本の社会の現状をよくあらわしていて、でも「あきらめないぞ!」っていう気持ちになれる
かくれた名曲なのです☆☆☆

講演後に参加してくださった方と談笑する久保田弘信さん(左)。
遠いところでは滋賀県から来られた方もいらっしゃいました。
年末にも関わらず、参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

講演後の交流会の様子。今回もフレンズのみんなは大活躍でした☆
新しい出会いもいっぱいありましたね(^^)

覚成寺フレンズでは、今後も久保田さんの支援を続けていきながら、
お話を聞く会も定期的に開催していきたいと思っています。


久保田さんのお話を聞いて
(アンケートより)

アフガニスタンのこともくわしくわかった。私もなにかの役に立ちたい。(13才、フレンズ)


アフガニスタンの今を知ることができました。自分ができることを、今日の久保田さんの
お話から考えたいです。また、こういうお話にいつもアンテナをはって、正確な情報を
得られるようにしたい。(33才、女性)


むごい(10才、男性)


NGO支援の困難さを強く感じました(学校を作ることによって貧富の差が広がる、など)。
多様な文化を持つ地域へ何らかの形であっても介入する…。
さしあたって私は海外事情に左右されず、日本国内や地域の問題、自衛隊の海外派兵に
抗していく取り組みをチミチミせなあかんと考えています。(34才、男性)


テレビではイラクのことしかやらないけど、アフガニスタンでもまだまだ米軍に占領されて
不自由な生活を送っていることを実感できました。(17才、男性)


1,元気がでました。2,日本のマスコミの問題、再確認しました。3,アフガンの事、
知らないことが多いことを知りました。4,とても楽しい会でした。(50才、男性)


久保田さんがアフガニスタンのことをいろいろとおしえてくださった。自分たちがしらないことも
いろいろわかった。(11才、男性)


大変ためになるお話が聞けました。これからもがんばってください。自分もできることから
やってみたいです。(34才、男性)


素直で純朴な岐阜人そのものだと思った。(55才、男性)


むごいむごい。(10才、男性)


2度目の久保田さんのお話でした。以前はイラクを中心にしたお話でした。今回、
アフガニスタンのお話を聞き、なぜアフガニスタンが今のような大変な状況におかれて
いるのか理解できました。(36才、男性)


子どもの素直な反応、「(テレビのニュース番組の)電話番号教えて!」って声が、なんだか、
何とかしなければ、何か出来ることを…と思っているだけの私自身の心にグサリときました。
何度も久保田さんの講演を聞くたびに、今度やってみようと思うのですが、今度じゃなく、
やっぱり、今日!ですよね。(36才、女性)


報道の自由と言われている日本の報道のすり替えを知ることができ、ニュースなどを見る時、
よく吟味して聴く必要があると思いました。本当に真実?と疑ってみることからしなければ、
与えられた情報をそのままうのみではいけないと思いました。一人でも多くの人が救われるよう、
自分が何ができるのか、よく考えて行動してゆきたいと思います。(37才、女性)


戦争はだいたいを変える。いっきに10人いなくなった人もいる。ばくだんのはへんがあたって
しゃべれなくなった人がいる。わがままをいうとけっこう戦争になりやすい。(10才、男性)


とてもためになるお話でした。アフガンの人たちはとってもたいへんそうで、なにもできない
私たちがとってもなさけないなぁと思いました。(10才、女性)


反米的要素の強い映像・放送を放映することが困難、米国がらみの事実を知ることが
難しいことを知りました。(55才、男性)


ニュース等で知らない真実のことが聞けた。(77才、男性)


涙が出ました。こうして生で真実を話されるチャンスが多くあること、私たちが聞けること、
活動に参加できることが非常に大切だと思いました。自分さえよければ、という考えをなくさなければと、
痛切に感じています。(55才、女性)


He tried to show the truth that most of japanese people don't know.
what The TV shows and what really happens are different.
If there's terror in the world,then America is the biggest terrorist in the world.
The one that kills children and unarmed people.
He asked the audience not to be decieved by the word terror.
Iraqi people are resisiting their enemy and defending their country.(28才、男性)


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