スーチーさんの誕生日
〜『スーチーさんの解放を願う、ともしびの集い』に参加して〜
 アウン・サン・スー・チー(以下、スーチー)さん。

 最近テレビや新聞で名前が聞かれるこの方は、ミャンマー(もとはビルマ)民主化のリーダーです。今日、6月19日は彼女の58回目の誕生日

 その彼女が今、ミャンマーの軍事政権によって捕らえられています。平和のために、ビルマの民主化のために活動している多くの方々と共に…。その数およそ1,200人〜1,300人。その中にはお坊さんもいます。

 僕も最近知ったのですが、このスーチーさん、1990年に行われた総選挙で、国民の圧倒的支持を得て当選したにもかかわらず、軍事政権はそれを認めず、これまでに3回もスーチーさんを逮捕するなど、”力”で民衆の思いをねじ伏せてきたのです。

 ではなぜ、そんな強引なやり方の政権が今日まで生きながらえているのか?

 それは、そんな政府を援助している国々がたくさんあるからだと、在日ビルマ人(もともとはビルマなのでこう書きます)の方が訴えていました。そしてその中には日本も含まれています。彼はこうも言っていました。

 「日本はミャンマーの軍事政権の援助を止めてください!」と。

 ちなみに日本のODA(政府開発援助)の取り決めの中には「軍政を支援しない」という項目がちゃんとあるそうです…。なのに日本は一体何やってんの?!これではイラク戦争の時とまったく同じ。またしても日本は荷担してしまっている。でも、そんな日本政府の、内閣の支持率は再び回復の兆しを見せていると聞きます。

 ほんとうにこのままでよいのでしょうか?

 そして、そうやって批判している僕も、その中の一人であると思うと身につまされる思いがします。ですが、しょんぼりしていても何も変わらないので、できることからはじめてみたいと思います。

 そうだ(!)選挙に行こう☆


  副住職 大平一誠

※6月19日に名古屋の栄久屋公園で開催された『スーチーさんの解放を願って 栄に希望と自由の光を灯しましょう』のREPORTは、『覚成寺フレンズ』の中でご覧になれます。
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