仏教と9条の類似点
 上の写真は、9月9日に神戸国際会館ホールの楽屋で撮ったもので、ボクのとなりで満面の笑みを浮かべているのは、今年の3月20日に『article 9』という曲をリリースしたバンドjamzipのボーカル、マコトさんです(jamzipのホームページで曲を試聴することができます☆)。

 このjamzipがつくった”新しい憲法9条の歌”『article 9』や、9LOVE(くらぶ)が出版した本『9をまく』など、憲法9条を活かそうという取り組みが今、若い人の中から次々に生まれています。この現象を目の当たりにして、「憲法9条と仏教は似てるなぁ」と感じる今日この頃です。

 仏教を最初に説いたインドのお釈迦さまは、人々を人生の苦悩から救うための教えをたくさん残されました。それは、人が互いに命を尊重し合いながら生きていくための理想の教えでもありました。しかし、お釈迦さまが亡くなられて何年も経つと、その教えの解釈をめぐって論争が起きました。そこで、その時代その時代で、お釈迦さまの真意を世の人々にきちんと伝えよう(活かそう)とする動きが生まれ、そうしたことを繰り返して、仏教は時を越えた”真理”として今日まで伝えられてきました。

 そういう意味で、”二度と戦争をしない国であり続けるための真理の法律”憲法9条をめぐる今の状況も、これに似ていると思うんです。だからこそ、jamzipや9LOVEのような、9条の心を今の世にきちんと伝えるための、音楽をはじめとする様々なウェーブがあちこちで生まれている気がするのです(9mapもよろしく〜☆)。


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